ルター以後最大のドイツ語讃美歌作者といわれるパウル・ゲルハルト(1607~1676)の作。
彼の生涯はドイツ30年戦争とも重なり、牧師として反体制派とされ、個人としても妻や子に先立たれるなど深い悲しみに満ちたものでした。
だからこそ、ひたすら神の恵みを信頼し、キリストによる慰めを歌った多くの曲を作詞しました。
彼の詩のよる曲は讃美歌21で13曲と最多となっています。曲はゲルハルトとコンビを組んだクリューガーです。
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1 今こそ人みな たたえ歌え。
感謝をささげよ、主のみわざに。
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2 いと高き神は ちからに満ち、
大いなるみわざを なしたまえり。
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3 世の人すべてを 恵み祝し、
真実の平和を やどらせたもう。
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進み行くわれに 恐れはなし。
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5 主こそはわが痛、生きる限り。
この世を去る日の たかき望み。
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6 死の時きたらば み顔を向け、
安らぎをとわに、主よ、われらに。
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