「讃美歌21」 248番 「エッサイの根より」
詩も曲もドイツ、ライン地方のキャロルがもとになっている。 元来は、23節もあるマリア賛歌であった。 「エッサイの根」とはイザヤ書11:1からとられている。「エッサイ」とはダビデの父の名であり、意味は「羊を飼う者」で、どちらかというと侮蔑的な呼び名であった。しかし、ダビデが理想の王となることで尊敬の思いを表す言葉に逆転した。「エッサイの根」一度切られ、終わったと思えるダビデ王朝から、再びその根から新しい芽が出て、今度はまことの救い主が現れるとの預言を示す言葉。 讃美歌歌詞 1.エッサイの根より 生いいでたる、 預言によりて 伝えられし ばらは咲きぬ。 静かに寒き 冬の夜に。 2.イザヤの告げし 小さなばら、 きよきマリアは、母となりぬ。 主の誓いの。 み子は生まれぬ、 救いのため。 3.香りはたかし 小さなばら、 きよきひかりは 闇を追いぬ。 まことの神の、 まことの人よ、救い主よ。 イザ11:1 エレ23:5 黙22:16
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