「讃美歌21」 271番
 「喜びはむねに」

  教会暦では「降誕・クリスマス」に入る曲だが、そもそも題名の上についている小題は必要がないという意見が多かった。
 この歌詞の内容もクリスマスに限定しなくても良い内容であるのに、この小題があるためにかえって制約されてしまう危険性があるからだ。でも選ぶ時にある程度のまとまりが必要との声におしきられたと聞く。
 曲はシベリウス(1865〜1957)。
 作詞者はカルノレ・O・ロセニウス(1816〜1868)でスウェーデンの牧師。

 

讃美歌歌詞

1.喜びはむねに 満ちあふれる、
  あまりに大きい この恵みよ。
  神のひとり子が この世に生まれて
  わたしの兄弟と なられたから。

2.悲しみうれいに 沈むときも、
  ささえてくださる 神の恵み。
  み子なる主イェスは 神のみもとから
  愛のまなざしで みまもられる。

3.主イェスを離れて ただひとりで
  どうしてわたしは 生きられるか?
  はかりも知られぬ 深い罪さえも、
  主イェスの恵みは おおい包む。

4.喜びはむねに 満ちあふれる、
  すべての人々 主をあがめよ。
  栄えの座を捨て 神のひとり子は
  馬槽のなかに 身を置かれた。

フィリ2:6-11,16‐18 イザ49:13 ロマ8:29

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