「讃美歌21」 297番 
「栄えの主イエスの」

 英語讃美歌の代表作の一つに数えられます。作詞者はアイザック・ウォッツ。イギリスで牧師となり12年間牧会しますが病弱のために隠退し、後は36年間文筆活動を続け、優れた讃美歌を600編余りを作りました。この詞は「英語の讃美歌のうち最も美しいもの」と賞賛されているものです。曲はアメリカのローウェル・メーソンで荘重で歌いやすい曲となっています。1881年には「小学唱歌」にも収録されました。

讃美歌歌詞

1 栄えの主イェスの 十字架をあおげば、
  世の富、ほまれは 塵にぞひとしき。

2 十字架のほかには 誇るものはあらず
  この世のものみな 消えなば消え去れ。

3 見よ、主のみかしら、み手とみ足より、
  恵みと悲しみこも ごもながるる。

4 恵みと悲しみ ひとつにとけあい、
  いばらはまばゆき 冠とかがやく。

5 ああ、主の恵みに 応うる道なし、
  わが身のすべてを、主の前に献ぐ。

 フィリ3:7-8 ヨハ19:34 ガラ6:14


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