「讃美歌21」 364番 「いのちと愛に満つ」
作詞者ブライアン・レン(1936〜)は、従来の強き父のごとき神のイメージを一新しました。可変性の神。いわば人間が固定化する神のイメージではなく、神は自らそのイメージを破り様々な形で人間にのぞむという新しい神学にもとづいています。とくに2番「強き主、母のごと」と3番「やさしき父のごと」の対比は、ショックを与えました。 作曲のR.ヤングもこの歌詞の性質をよくとらえた曲を作りだしています。「ホサナ」とは、「おお!救いたまえ」の意。
讃美歌歌詞
1 いのちと愛に満つ、 4 年老い弱れども、
聖なる栄えの主よ、 静かな配慮に満ち、
そのみ名こそ 豊かなり。 知恵と理解 限りなし。
いざ、ホサナ、ささげよ! いざ、ホサナ、老いし主!
2 強き主、母のごと 5 若さにかがやく主、
すべてのものを支え、 正義を叫び求め、
昼も夜も はぐくむ主。 われを忘れ 戦う主。
いざ、ホサナ、わが母! いざ、ホサナ、若き主!
3 やさしき父のごと、 6 大いなるいのちの主、
その慈しみ絶えず 人の目には見えねど
病む者らを抱きたもう。 神の国はここにあり。
いざ、ホサナ、わが父! いざ、ホサナ、わが神!
創1:27,49:25 黙1:14 ヨブ41:24 ダニ7:9
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