「讃美歌21」 391番 「キリストよ、救いの神」

  歌詞が約400年前に、曲が約300年前に作られた曲とは思えない程に現代的な讃美です。特に歌詞は、神の民の共同体が「信じる民」「主の群れ」で強調され、神の平和を求める使命に生きることを指し示しています。

 教会の本質は大きく2つの方向性を持っています。1つはキリストに召し集められた礼拝共同体。2は礼拝からこの世へと派遣される宣教共同体。この曲は、この2つの本質をとても上手に表現しています。作詞は約400年前、曲は250年前のものですが、良い作品はいつの時代にも通じる新しさがあります。


 讃美歌歌詞

1 キリストよ、 救いの神、       3 主の群れに 満ちあふるる
  急ぎ来て、助けたまえ、           神の平和 世にあらわせ。
  血を流す十字架の主を           み力と喜び満つ
  信ずる民を。                  神の平和を。

2 主の群れは 小さくとも、       4 主の群れよ、 目を覚まして
  主みずから 立ち上がりて         世に向かい 努め果たせ、
  戦えば、どんな敵も             とこしえに賛美の声
  勝つことなし。                天地に満たせ。

     マタ8:24〜27 詩71:1〜3 エフェ6:10〜20
     ルカ12:32  詩102:19 ヘブ6:19

讃美歌21の目次