ドイツが東西に分裂していた時代、この歌は、一致を願う歌として広く両ドイツで歌われました。 「主はこの時代の苦しみと悩みを担い」「新しい自由の道を示され」「分かたれた民を一つとなされる」と切実に歌われたとのこと。
作詞作曲は、ドイツ人のロルフ・シュヴァイツア。今日の369番「われら主にある」も、南北に分断された北朝鮮と韓国が和解をすることを願う歌でもあります。特に4番「北も南もひとつの家族、平和、正義を祈り求めよう」と歌う時に、私たちに最も近い隣国の為にも祈る心で歌いたい。
ドイツではプロテスタント教会とカトリック教会の大規模な信徒大会が交互に行われ、多勢の信徒が大勢集まるために、ホテルで収容できずに信徒の家庭に宿泊することも多くありました。。そうしたふれ合いの中で産まれたのがこの曲です。作詞作曲はロルフ・シュバイツアーでこうした連帯の中で現代に生きる苦しみと使命を新たに見据えた感覚で新しい讃美歌をつくりました。
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