「讃美歌21」 525番
 「主なるイエスは」

バッハの「モテット第3番」によって有名なコラール。歌詞はヨハン・フランク(1618〜1677、ドイツ)の作。曲は、ヨハン・クリューガー(1598〜1662、ドイツ)。聖書に基づいたイェスの愛を深く表現した歌詞とイメージを喚起させる曲の力がうまくマッチした讃美歌。バッハが他のコラールにも7曲程に用いる程の魅力ある讃美歌である。
    讃美歌歌詞

1 主なるイェスはわが喜び、誉れなり。
  久しく王をわれは慕い、待ち望む。
  神の小羊、
  わが花婿なる主を喜ぷ。

2 み翼もて、われを覆い、守りたもう。
  何を恐れん、たとい悪魔脅すとも。
  陰府のちからが われに迫るとも
  主ともにあり。

3 別れつげよ、過ぎゆく世の虚しさに。
  別れつげよ、世の誘い、世の誉れ。
  われは求めず 朽ちる世の栄え。
  イェスに頼らん。

4 去れ、悲しみ。わが喜び、主は来ます。
  主にありては わが悲しみ、喜びに。
  責めとそしりの世にわれは耐えて、
  主を喜ぶ。

 ロマ8:35-39 申31:8 ヨハ16:33
  フィリ3:1 Iペトl:18-19


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